このサイトの紹介
このサイトは小中高生を対象に、読書感想文の書き方を紹介するサイトです。
しかも、読書感想文が嫌いだったり、日頃から本を読む習慣のない人向きに、それでも効率良く読書感想文を仕上げるための方法を紹介しています。
大人の読書習慣において、半分以上の人が月に1冊も本を読んでいない、というデータがあります。
これは非常に残念なことで、その原因の一部が、子どもの頃の読書感想文の宿題があったのではないかと思っています。
本来、読書感想文は児童や生徒たちが読書に親しんでもらうことを目的としているのだと思いますが、結局はそれがトラウマとなって、読書嫌いの大人達を数多く生み出している気がします。
振り返ってみれば、学校でも読書感想文について正しい(何をもって、正しいと判断するのかもありますが)指導を受けた記憶がありません。
ほったらかしで、けど宿題には毎年の様に出てきます。
以上のような背景から、「うまく書きたい」ということよりも、できるだけ効率的に(楽に)、読書感想文を書き上げるためのノウハウを公開します。
読書感想文とは?
本は作者が多くの読者に向けて書いた手紙だと思います。
このため、本の中には作者が読者に伝えたいことが必ずあります。
読書感想文とは、その作者の伝えたいことを読み取って、その手紙に対する返事をあなたが書くものです。
文章の上手い下手というものはありますが、まずは作者が伝えたかったことが読み取れていて、それに対する自分の感想が理由とともに書かれているかがポイントとなります。
当読書感想文教室の特長
- うまく書くことよりも、効率的に書くことを目標にしています。
- 実際の書き方よりも、書くまでの本選びなどに重点を置いています。
- 効率良く書くための秘密兵器、「要点まとめシート」を公開しています。
ていがくねんのおともだちへ
このどくしょかんそうぶんきょうしつは、小学校の5ねんせい、6ねんせいくらいでないと、わからないことばがたくさん出てきます。
しかし、きみたちがどくしょかんそうぶんをかくためにやくにたつものです。
おうちの人にこのインターネットのページをよんでもらって、おうちの人と話をしながら、どくしょかんそうぶんをかいて下さいね。
おうちの方へ
当サイトの内容は小学低学年のお子さんにも使える内容ですが、サイトの記載は小学高学年以上向きになっています。
このため、小学低学年のお子さんの場合には、記載内容を読んであげたり、一部説明を補ったりしてあげてください。
また、「要点まとめシート」は、分かりやすい言葉に置き換えて、お子さんとの会話で聞き出す形で、一緒にまとめるようにしてください。
おことわり
- 当サイトに記載の内容はサイト管理者の主観によるもので、客観的な正当性を保証するものではありません。また、全ての書籍や情報について検討したわけではありません。
- 当サイトに記載の内容はサイト管理者の執筆時点に判断によるもので、サイトの公開中でもその内容を書き換えたり、削除したりすることがあるかもしれません。既出の内容を後から否定することがあるかもしれません。
基本方針
感想には正しいも間違いもない
- 感想に正しいとか、間違っているというものはありません。
だからいずれも否定してはいけません。 - ただし、文章だから、上手い下手の区別はあります。
- いくら頑張って本を読んでも、いくら上手い文章が書けていても、最終的に完成していないものはダメ。
感想文の形になっていれば、それだけでもう合格です。
最後まで書き上げることがまず大切
いくら上手い書きかけの感想文よりも最後まで書きあがった感想文の方が良い感想文です。
- 苦手な読書を克服して、本を読み終えたことに拍手!
- 単に文字を追うだけでなく、マークを付けながらしっかり読んだことに拍手!
- 「要点まとめシート」を書いたことに拍手!
- そして何よりも、感想文を書き上げたことに拍手!。大きな「はなまる」です。
「やらされてる感」について
感想文が苦痛なのは、書くこともそうですが、その前に本を読まなければならないという、二重の苦痛が待ち受けているからでしょう。しかもそれは自分の意志で選んだわけではなく、宿題という「やらされてる感」に支配されているからでしょう。
そんな中、少しでもこのような状態を(意識の中だけでも)変え、できるだけ気を楽に感想文を書くためには、「主体性」を持って判断することです。読む本を決めることが、その最も大きな判断だと思います。
このサイトでは課題図書やおすすめ本を紹介していますが、それらの中からも、どれを選ぶかは、自分の意志で判断しましょう。それが「やらされてる感」からの脱出する大きな一歩です。
そして、どうしてその本を読もうと思ったかの理由は感想文に書きたいものです。詳しくは後ほど。
小さいことからすぐにも始めよう
確実に1つずつこなしていくことが大切です。書く直前になって原稿用紙を買いに走っているようではいけません。
以下の手順で、余裕を持って作業に着手し、先にできることは先にどんどん進めておくことが大切です。
特に、読書感想文はやる気がなかなか起きずに、最後の最後まで残ってしまいがちな宿題です。
そんな宿題だからこそ、早めに準備できることから作業に着手し、このような心理的な障害を事前に少しでも減らしておくことが大切です。
あえて、作業の順番は順番通りでなくても、簡単な作業から実施していきましょう。
本を決めて、実際にその本を入手できたとしら、作業は大きく前進しています。
1. 原稿用紙を買う
ただこれだけでも、自分のやる気を高め、ゴールへ向け一歩を踏み出しました。小さな一歩も、意識を持って始めた、こと一歩はとても大切です。
夏休み明け直前に原稿用紙を買いに走っても、近くのコンビニではそんな人が多かったら、売り切れてしまっているかもしれません。
もしそうだったら、書こうと思った気持ちが途端に消えてしまいます。
せっかくの思い浮かんだ感想をそれだけのことでやる気をなくしてしまっては残念です。
ですから、原稿用紙はできるだけ早いタイミングで、この後すぐにでも買いに行きましょう。
できればこのサイトを一通り見終えたら、今日のうちに原稿用紙を買いに行きましょう。
2. 当サイトの関連部分を読む
いくつかのステップがありますが、まずは一通り読んで下さい。3. 「要点まとめシート」を印刷する
本を読む際に注意しておく部分を大まかにつかんでおきます。4. 書き上がった感想文をイメージする
5. 読むべき本を決める
6. 本を読む
マークを付けながら読んでみましょう。例えばこんな感じで- 感動したところ「◎」
- 新たに発見したところ「☆」
- 驚いたところ「!」
- 共感したところ「○」
- 疑問に思ったところ「?」